リハビリテーションにおけるシーティングの役割 - はじめに
 これまで、車椅子シーティングコンサルタント協会/車椅子シーティング協会/テクノエイド協会/日本リハビリテーション工学協会等の多数の団体さまと多くの現場の個人/私的団体さまが取り組んできた『車椅子シーティング』。これまでは多くの現場で無報酬で業務時間外にボランティア的に行われてきたリしていました。
 そんな中、「平成29年7月28日に厚生労働省から診療報酬疑義解釈通知'シーティングが疾患別リハ料に」が発出され、シーティングが疾患別リハビリテーション料として認められるようになる』ことが明らかとなり、シーティングをめぐる状況が一気に動き出しました。
 このサイトでは、刻々と変化する状況の把握に努めそれをまとめると同時に、僭越ながらサイト管理者なりの『予測』や『提案』をしていき、閲覧くださる皆さんのご意見などもお聞きしていきたい、と思っています。(2017-10 大渕)





まず最初に、改めて表明しておきます。このサイトは、あくまで一介の現場のスタッフ同士が3人より集まって、私的なグループを組んで開いているサイトです。従って、どこまでも個人的な見解や思いや、個人の立場で把握できた情報をまとめたものですので、実務上の業務指針になるものでも公的に保証できるものでもありません。
 おおやけには、厚生労働省や今回の「シーティングが疾患別リハ料として認められることに」への大きな流れを作った車椅子シーティング財団さんからの情報発信を待てばよいのですが、しかしそれでも、こういったサイトをまとめてみようと思ったのは、以下のような気持からです。
a:「シーティング」という言葉が広く知られるようになってきた割に、その具体的なイメージがきちんと確立していない。(例えば学会や学術会議等が定めた厳密な定義がない、これも私の解釈ですが間違っていますでしょうか?)
b:一方で多くの団体や個人が、(それぞれバラバラに)「シーティング」について情報発信している。
c:そういう状況の中、このたび「シーティング」が診療報酬請求可能項目の一つとして認められることになった。大変に喜ばしいことであると同時に、実務上では様々な混乱が生じかねない、と感じる。

 少なくとも、「車椅子」に関わる、そして診療報酬請求に関わるできるだけ多くの方に、それもできる限り「現場の個人個人さん」に、できる限り上記a〜cを共通認識として持っていただきたい。役所や団体さまからの情報や指示に従うだけではなく、自らが「車椅子」に関わる当時者として受け身ではなく能動的に考え、対応していっていただきたい。そのために、同じく現場の立場から一緒に情報把握し共に考えてみる場が欲しい。

 以上が、このサイトの趣旨です。隠れ趣旨もあります。それはご覧になればおのずと分かります。分からない、けど、どうしても知りたい、という方はこっそりお声かけ下さい。こっそりお教えします m(. .)m
(講師 大渕哲也)
-2017/11/04 関西看護ケア研究会 神戸市産業振興センター  「ベッド上臥位姿勢と座位姿勢の評価」 http://www.kangocare.jp/index.php?obuti-4
-2017/11/12 関西看護ケア研究会 札幌北農健保会館  「拘縮・褥瘡・嚥下に影響するベッド上の姿勢ケア」 http://www.kangocare.jp/index.php?obuti-2
-2017/11/18 関西看護ケア研究会 福岡天神クリスタルビル  「拘縮・褥瘡・嚥下に影響するベッド上の姿勢ケア」 http://www.kangocare.jp/index.php?obuti-2
-2017/11/19 関西看護ケア研究会 大阪YMCA国際文化センター  「疾患別リハ料の算定とシーティング」 http://www.kangocare.jp/index.php?obuti-5
-2017/12/08 関西看護ケア研究会 東京かつしかシンフォニーヒルズ  「疾患別リハ料の算定とシーティング」 http://www.kangocare.jp/index.php?obuti-5
-2018/02/10 関西看護ケア研究会 大阪たかつガーデン 「高齢者の車いすシーティング:車いすが身体に与える影響と改善法」 http://www.kangocare.jp/index.php?obuti-3
-2018/02/11 関西看護ケア研究会 名古屋国際会議場 疾患別リハ料の算定とシーティング http://www.kangocare.jp/index.php?obuti-5
-2018/03/03 関西看護ケア研究会 東京大田区産業プラザPiO 「高齢者の車いすシーティング:車いすが身体に与える影響と改善法」 http://www.kangocare.jp/index.php?obuti-3
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編集者

大渕哲也氏 ナーシングホーム長岡北 施設長

 介護保険以前の措置時代から、介護施設内や在宅場面における車椅子の使われ方に目を背けていられず利用者第一主義を貫き、技術・知識の還元に勤しんでいます
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鳥井唱一郎  有限会社関西看護ケア 代表取締役

「即、臨床につながる・現場で実践できる知識と技術を提供」をコンセプトに多くのセミナーを各地域で開講。年間80回の開講を越える医療・介護のをつなげる会社代表
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志垣健一朗氏 NPO法人ブライトライフ 副理事長

 「新しい働き方」を実践しつつ、各種セミナーで情報伝達をしているエバンジェリストです
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田中一秀氏 株式会社AwesomeLife 代表取締役

 通所介護施設を運営する傍ら、介護ロボット開発に従事。「効果の出る運動指導」を介護現場で実践中。
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